もんきちです。
今回は2000年代、『ONE PIECE』『HUNTER×HUNTER』が作った人気の土台をより強固にしてくれた少年ジャンプ連載作品の中からおすすめ作品を紹介します。
同時期のスポーツ漫画は別記事でご紹介しておりますので、そちらも是非ご覧ください。
①同年代で当時を懐かしみたい方
②漫画が好きで、未読のおススメ漫画を探されている方
大学生時代(2000年代)のジャンプ連載おすすめ名作漫画 10選
では、1作品ずつ紹介をしていきます。
①『NARUTO』
2000年代のジャンプを『ONE PIECE』『HUNTER×HUNTER』と共に支えたといっても過言ではない、世界的人気となった作品です。
●木ノ葉隠れ里に暮らす、うずまきナルトは落ちこぼれ忍者
●彼の体内には過去この里を襲った九尾が封印されていた
●そんな経緯もあり、周りからは距離を置かれていた
●ナルトは自分の存在意義を認めてもらおうと忍者学校ではイタズラ三昧、卒業試験も3回落ちてしまっていた
●そんな時、講師忍者であるうみのイルカと出会う
●特訓の末、イルカから忍者学校の卒業を許可されたナルトは一流の忍者を目指していく
落ちこぼれキャラが仲間と努力し、成長し、勝利していく。まさにジャンプ漫画の王道ストーリーです。
少年時代の第1部は未熟なナルトと仲間たちの成長がメインストーリー。第2部は青年編となり、心身ともに成長したナルトが仲間とのつながりを大事にしながら、英雄へとなっていく話。
全72巻という大長編でナルト及び仲間たちの人生が早大に描かれています。
「海賊」がテーマの『ONE PIECE』と「忍者」がテーマの『NARUTO』世界観のバランスも良く、どちらも毎週夢中になって読んでいました。
登場する各キャラクターも魅力的です。主人公ナルトも愛すべきキャラクターですが、
なんといっても「うちはサスケ」なしには語ることができません。
忍者学校卒業してから完結までの長い期間、二人の関係性から最後の対決まで。本当に目が離せません。
連載終了後は、ナルトの息子ボルトが主人公となった
『BORUTO-ボルトーNARUTO NEXT GENERATIONSー』が月一連載でジャンプにて連載開始、
現在は『Vジャンプ』で連載が続いています。
まさに、ジャンプ王道の物語、是非読んでみてください(*^-^*)
②『BLEACH』
こちらもコミックス74巻という大長編となった名作です。アニメ化もされ、大人気作品でした。
●霊感の強い高校生、黒崎一護
●とある日、死神「朽木ルキア」と出会う。ルキアは虚(ホロウ)と言われる悪霊を退治しに来たことを一護に伝えるが、一護は虚の存在を信じようとしない
●そんな中、虚に家族が襲われ、一護は立ち向かうも当然敵うはずがない
●ルキアは一護をかばい、重傷。そんな絶望的な状況で、ルキアは一護に死神の代行を依頼する
こんな流れの、アクションバトル漫画です。序盤は一護の通う学園周りの話がメインとなりますが、徐々にバトルがメインのアクション漫画に。
一護を中心にほとんどのキャラクターは斬魄刀(ざんぱくとう)という刀を使用。その他格闘術などを駆使する者もいます。
内容的には『魁!男塾』や『るろうに剣心』に近い流れ、そこにファンタジーエッセンスを混ぜ合わせた感じだと思いますので、当然僕にはぶっ刺さりです(笑)
仲間キャラもそうですが、敵の護廷廷十三隊が本当に魅力的。
新選組好きの僕にはこういった構成たまらないです。
一人一人のキャラ、特技本当に良いです!僕は藍染惣右介がお気に入り!
個人的に唯一残念なのはやや終盤のストーリーがテンション下がり目だったこと。
もう少し早くテンションマックスのタイミングで完結させたほうが
より満足できたのかなと思っています。(ラストが好きな方がいたらごめんなさい・・・)
とは言っても、ジャンプ王道のバトル漫画。万人におススメの作品です!
③『シャーマンキング』
続いては霊能力者たちが多数登場するバトル漫画です。
こちらもアニメ化され、豪華な声優陣ということもあり、話題性・人気共に高かった作品です。
●森羅学園中等部に通う小山田まん太は帰宅途中、墓場で幽霊と戯れる不思議な少年と出会うも、まん太はびっくりして慌てて帰宅する
●翌日、学校に転校性がやってきたのだが、それは昨日見つけた少年、麻倉葉だった
●麻倉葉は霊と交流する能力を持つ「シャーマン」の一人だった
●彼は500年に一度開催されるシャーマン同士の戦い「シャーマンキング」を決める戦いに参戦するためにこの街にやってきたのだった
ストーリーとしてはこれまたジャンプ王道系の漫画ですね。
ただ、主人公麻倉葉は、キングになることにガツガツしていないのが特徴。
ゆるキャラ過ぎて、もう少しやる気出せ!と突っ込みたくなります(笑)
従来の少年漫画の主人公とはちょっと毛色が違うかもしれません。
どちらかというとライバルキャラたちのほうが熱血キャラかも。珍しいですよね。
テーマとしてはゲームの「女神転生」シリーズとかが近いのかなと思います。
霊を憑依させて一緒に戦う。『ジョジョ』のスタンドにも近いかな。
画もかわいくて、シャーマンと憑依中の霊がとても魅力的。
ガンダムとか『聖闘士星矢』などが好きな方には間違いなく気に入ってもらえると思います。
物語はたまたまですが、ほぼ同時期に『少年サンデー』で連載されていた『金色のガッシュ!!』とわりと似ていて、僕はどちらも夢中になって読んでいました。
王を決める戦い。響きが良いですね。
この作品はなんと途中打ち切りで連載終了するも、完全版発売時に物語が補完(追記)されたことも話題となりました。
現在は別の版元の雑誌『少年マガジンエッジ』にて続編『SHAMAN KING SUPER STAR』が連載中です。
④『ヒカルの碁』
続いては、「囲碁」をテーマにした珍しい作品です。
●小学6年生の進藤ヒカルは、お小遣い稼ぎのため祖父の遺品を整理していると古い碁盤を見つける
●囲碁台に触れると碁盤に宿っていた「藤原佐為」の霊に取りつかれてしまう
●佐為は平安時代に大君に囲碁の指南をしていた囲碁の達人。志半ばで人生を終え、囲碁への強い思いを捨てきれずにいた
●佐為はヒカルに囲碁を打ちたいと懇願し、ヒカルもそれに協力していくのだが・・・
まず、「囲碁」に詳しくなくても大丈夫です。簡単なルールは読めばある程度理解できるようになります。
正直、理解できなくても大丈夫。それほどストーリーが秀逸です。
そして、小畑先生の画力半端ないです。のちに『DEATH NOTE』や『バクマン。』などの
ヒット作品を連発されますが、いつでも先生の画力には安心感があります。
囲碁に興味のなかったヒカルが佐為との出会いによって、囲碁に興味を持ち、そして覚醒していく過程が面白いです。
能力が上がるたびに、佐為やライバルである塔矢アキラとの関係性が微妙に変化していくところ。
そしてヒカル本人の気持ちの変化も描写が絶妙。少年漫画の域を超えていたと思います。
漫画としても、画のある小説作品としても読みごたえがある作品だと思います(*^-^*)
⑤『ボボボーボ・ボーボボ』
続いてはこのバトルギャグ漫画です。
●時は300X年・・・地球はマルハーゲ帝国に支配されていた
●マルハーゲ帝国はその権力を誇示するために「毛刈り」を開始
●そこに人類の髪の毛の自由と平和を守るため一人の英雄が立ち上がる
主人公『鼻毛真拳』の使い手、ボボボーボ・ボーボボが、
毎週マルハーゲ帝国の「毛刈り隊」相手に戦い続ける連続ギャグバトル漫画です。
おお、ストーリーあるのかと思いましたよね?思いますよね。
たしかにベースのストーリはあります。が、実質は、
ありません。
しかもギャグが
ちょっと当時からしても古い。今読み返したらより古い。
そして、毎回ほぼ
オチはありません。
でも、ボボボーボ・ボーボボは人類のために本気なんです。頑張っているんです。
他のジャンプ作品のパロディもちらほら出てきます。時には過去の名作が出てくることも。
長らくのジャンプ読者にはわかるニヤリとする内容もあります。
そして一番のポイントは
なんとアニメ化されたんです。
説明が難しいのですが、とにかくなぜかハマってしまう魅力がこの作品にはあります。
人気お笑い芸人がネタにもしていました。
読んだことない方、ギャグマンガが好きな方、是非一度読んでみてください。
⑥『銀魂』
「SF時代劇」という新たなジャンルを開拓し、14年ほどの長期連載となったこの人気漫画です。
アニメ化、実写映画化もされるなど、コアなファンがいる作品です。
●舞台は江戸『かぶき町』。『天人(あまんと)』と呼ばれる宇宙人の襲来を受けて鎖国を解かれていた。
●同時に、廃刀令の交付、宇宙文化の浸透など江戸の環境は激変する
●それから20年、剣術道場の跡取り志村新八の前に一風変わった一人の侍と出会う。
●彼の名は坂田銀時。時代の変化に負けず「侍」の魂を持つ一人の男だった。
●銀時の魅力に取りつかれた新八は彼の営む万事屋で働くことに。
まず、世界観がすごいです。
幕末の江戸が舞台ながら、実際は宇宙人の侵略によりおかしな発展を遂げ、すごい文明となっています。
一方で、幕末の歴史好きにはたまらない、幕末の志士をモチーフにした登場人物たちが多数登場します!
そして、ギャグと真面目の絶妙なマッチングがすごいです。
笑わせるところは笑わせて、締めるところは締める!
主人公の銀時もそのメリハリがあって、シリアルシーンでの彼はカッコいい!
一方で、ギャグもかなり深いところまで突っ込んでいきます!時事ネタから下ネタまで、バランスも良いです。
ストーリーのテンポがよいのも特徴。基本的には数話ごとにほとんどの物語が完結します。
手軽に読めるのもこの作品の魅力だと思います。
第1巻発売時には、人気がすごすぎてあっという間に初版完売。
なかなかコミックを手に入れることができない現象も起きました。
ちょうど新入社員だった僕は、商品の確保に困ったのも今となってはよい思い出です。
⑦『DEATH NOTE』
続いてもアニメ化、映画化など多数メディアミックスされた人気作品です。
●警察庁検事局長の長男、夜神月は、通っている高校でとあるノートを拾う
●そのノートは死神リュークが落とした「そこに名前が書かれた人が亡くなる」というノートだった
●月はノートを手にすることで、リュークが見えるようになる
●月はノートの能力発動ルールを理解しながら、自らの「正義」を貫くため、ノートを利用していく・・・
当時の僕の所見の感想は、「少年誌の設定としては衝撃的!」とにかくこれでした。
『金田一少年の事件簿』『サイコメトラーEIJI』『名探偵コナン』など、
推理・ミステリー系の人気作品は数あれど、このキーワードをメインテーマにしたミステリーとは!と。
その世界観と、小畑先生のリアルな画がマッチして、たちまち話題になり、人気作に。
主人公、月と、ライバルであるL(たち)の心理描写、頭の中の思考回路描写がすごく、
何度も読み直して内容を理解する必要がありました。でも、苦にならない面白さがあります。
自分の「正義」のためにと行動し始めた月の表情などの変化もリアルで、怖い。
クライマックスシーンは色々考えさせられました。
⑧『バクマン。』
これまた、小畑先生の連載作品です。
●中学生、真城最高は、画が得意。ただ、大好きだった漫画家の叔父を亡くしてからなんとなく過ごす日々を送っていた
●とある日、同級生の高木秋人から共に漫画家にならないかと誘われる
●最高は叔父の一件もあり、断る
●しかし、その夜秋人に呼び出され片思いの相手である亜豆美保の家に行くことに
●秋人は美保に「二人で漫画家を目指す!」と宣言し、最高は同意してしまう
●さらに、最高は夢(漫画家になって、その作品がアニメ化される)がかなったとき「結婚しよう」と美保に宣言まで!
少年誌としてはこれまた珍しいタイプのストーリーです。
職業にスポットを当てたという意味では珍しいのですが、
「努力・友情・勝利(この作品の場合達成とか夢実現!になるのでしょうか)」
というジャンプの合言葉が踏襲されている良作だと思っています。
「漫画家」を目指す二人の物語。とにかく描写がリアルです。
小畑先生自身も過去の作品は基本作画担当。ストーリーの原作者は別にいて、
だからこその作品制作へのご苦労やメリットなどをうまく描写できているのかと。
この作品も文字が多く、「文字を読む」量が多いですが、
画と文字のバランスが絶妙で、苦にならず読むことができます。
中学生から、20代中盤までの彼らの漫画家への奮闘を描く作品。
「夢」に向かって奮闘するストーリ。おススメです!
⑨『トリコ』
続いては『食』の素材『食材』をテーマにしたバトル漫画です。
●世はグルメ時代、未開の味を探求することに人々は魅せられていた
●そんな時代、未開の味を求めまだ見ぬ食材を探し捕食する「美食屋」がいた
●ホテルグルメの料理長小松は要人を招き入れるために必要な食材「ガララワニ」の捕獲を「美食屋」トリコに依頼するのだが
「食材」をテーマにというのがかなり斬新で面白いなと思ったのが僕の最初の感想でした。
未知の食材を求め、冒険し、時には凶暴な生物と対峙する。『モンハン』のような世界観。
ゲームが好きな人にはたまらない世界観ですよね。僕も当然大好きで、すぐにハマりました。
また、この作品の魅力は「食材」をゲットするまでの過程だけではなく、
その後の「食材」の調理にもスポットを当てている点かと思います。
何気ないサブキャラクターだと思っていた小松が超重要キャラになります。
「食材」の気持ちがわからないとよい料理は作れない。「器具」を大事に扱わないとよい料理は作れない。
深いです。
難解な食材を手に入れるため己の肉体を極限まで鍛えるトリコと、
トリコが苦労して得た「食材」を最高の料理にするために努力する小松。
もう最高のコンビです。
テーマが面白かったのか、妻もハマって読んでいました。
「食材」がテーマなのが面白い!とのこと。正直画はあまり女性向きとは家なのですが、物語はおすすめです!
個人的には、終盤のバトル要素メインになってからはちょっとテンションが下がってしまったのですが、
それを差し引いても、超おすすめ作品だと思っています(*^-^*)
特に「センチュリースープ」を作るところまではおススメです!
⑩『いちご100%』
最後は、アニメ化もされたラブコメ作品です。
●真中淳平(中学校3年生)はある日の放課後学校の屋上に出ようとした
●扉を開けると頭上から女の子が降りてきた
●女の子は着地に失敗し「いちごパンツ」が露わに
●慌てて女の子が起き上がるとその可愛さに淳平は一目ぼれしてしまう
●女の子は立ち去るように逃げてしまい、そこには1冊のノートがあった
●ノートには「東城綾」と名前が書いてあり・・・
当時のジャンプのお色気担当でもあり、ちょっと赤くなるようなシーンも多いです。
タイトルにある「いちご」がモチーフの東城綾よりも、もう一人のヒロイン「西野つかさ」人気のほうが高いのもこの作品の特徴ですね。
そして、主人公淳平は、
モテモテです。
なんでそんなにモテるん?って突っ込みたくなるくらいモテます。
そして、女の子みんな。
かわいい。
もうね、淳平うらやましすぎます。ただ、冷静に読むと、淳平そりゃモテるわ。
ってくらい、彼は魅力たっぷりです。
とにかく夢に向かってひたむき。誰に対しても素直で優しい。そして真面目。
感情表現も素直、嬉しい時悲しい時隠さず表現できる。
これって、現実ではなかなかできないけれど、実際できたらどれだけ素敵なことか。
もしかしたら、作者は世の男性陣に教えていてくれていたのかもしれません。
モテるために必要なことを。
感情移入しながら、ラブコメ読みたい方。モテる男性とは?が気になる方にはおススメです(*^-^*)
まとめ
いかがでしたでしょうか。
1990年代後半に『ONE PIECE』『HUNTER×HUNTER』の連載が始まり、
2000年代にはこれらの名作が始まり。改めて『少年ジャンプ』はその地位を不動のものにしたのではないでしょうか。
当時を懐かしく感じてくださった方いるとよいなあ。
いずれも名作ぞろい。気になる作品があれば嬉しいです(*^-^*)
終わります。