もんきちです。
今回は僕の大学生時代(2000年代前半)に『少年ジャンプ』で連載していた
スポーツ漫画の中から、おススメ5作品をご紹介します!
2000年代前半は、暗黒期と言われた時期を乗り越えて、
『ONE PIECE』『HUNTER×HUNTER』の連載が始まり、徐々にまた勢いのついてきた時期。
いずれも名作ぞろいです(*^-^*)
①同年代で当時を懐かしみたい方
②漫画が好きで、未読のおススメスポーツ漫画を探されている方
テニプリ!ROOKIES!2000年代ジャンプの人気スポーツ漫画!
では、1作品ずつ紹介をしていきます。
①『ROOKIES』
TVドラマが大人気となり、話題となったこの作品です。
人気俳優が若手時代に多数出演していていたり、主題歌もカラオケで大人気になるなど、
ドラマ化により人気に拍車がかかった印象です。映画化もされ、空前の大ヒットとなりました。
●新人教師川藤幸一は二子玉川学園高校(ニコガク)に赴任する
●彼は熱血教師過ぎて前の学校(神田川高校)で生徒とトラブルを起こし辞職していた
●そんな、川藤はニコガク野球部が部員の不祥事により活動停止になっていること、そして部は不良の溜まり場となっていることを知る
●川藤は野球部未経験の素人ながらも、野球部の顧問を申し出る
森田先生前作の『ろくでなしBLUES』を読んでいたこともあり、第1話の連載時から夢中になって読んでいました。
とにかく、川藤が熱すぎる。実際こんな先生がいて、こんなセリフ、目をキラキラさせて言われたら、高校時代の僕だったらどう反応したんだろう?
むず痒いんだろうなあ・・・
そんな川藤のひたむきな姿勢に徐々に部員たちも心を開いていき、一丸となって「甲子園」を目指していきます。
展開としては『少年マガジン』で当時同様に人気のあった『GTO』と近いものがあります。
そこに、『ROOKIES』はスポーツ漫画のエッセンスが加わり、ジャンプ流に。それは面白いですよね。
ジャンプ王道の流れのスポーツ漫画が好きな方には、間違いなくおすすめ!
ちなみに、メディア化時のストーリーと原作のストーリー結構違います。
ドラマや映画しか見たことない!という方にも是非原作を一度読んでいただくことをおすすめします(*^-^*)
②『テニスの王子様』
これまたアニメ化、実写舞台化など様々な形でメディアミックス展開され、人気が続いているテニスをテーマにした作品です。
●テニスの名門校である、青春学園中等部
●この学校に一人の新入生、越前リョーマが入学する
●彼は、アメリカ各州のジュニア大会で4連続優勝をした経歴を持つプレイヤーだった
名門校に、エリートが入学するというスポーツ漫画としてはちょっと珍しい導入。
リョーマのようなスーパーエリートでも、簡単にはレギュラーとなれない程、レベルが高い青春学園。
レベルが高いだけでなく、各キャラクターの性格・プレイスタイルはそれぞれ個性的。
アニメ化もあって、各キャラクターの熱烈なファンが当時かなりいましたね。
現在も実写舞台などもあり、声優さんのファンなども多くいるようです。
僕は天才なのにどこか抜けている不二と、クールな天才、手塚が好きでした。
ところで、なんで主人公以外の天才キャラって割と怪我とか病気を抱えていることが多いんですかね?
定番ですよね。ストーリーが作りやすいのかなと思います。
連載当初はテニスを知らない人にも馴染んでもらえるよう、簡単なルール解説やちょっとしたテクニックなんかも随所に盛り込みつつ、読者がテニスに興味を持てるような流れになっていました。
中盤からは一転、スーパープレイヤーたちによる「とんでもテニス」対決漫画となります。
例えるなら『少林サッカー』のテニス版みたいな感じ?
ジャンプらしく各キャラクターが必殺技なんかも繰り出して、もうテニスバトル漫画です。
一番のツッコミどころがそんなキャラクターはまだ中学生!ということです(笑)
純粋なテニス要素は薄くなってしまいましたが、爽快なストーリーなので面白い(*^-^*)
ジャンプ連載終了後は、続編が『ジャンプSQ(スクエア)』にて連載、現在も人気継続中となっています。
③『アイシールド21』
続いては、日本ではなじみの薄いスポーツである「アメリカンフットボール」をテーマにしたこの作品です。
アメフトは特にアメリカでは大人気スポーツ。
「スーパーボール」なんかはとんでもない視聴率を叩き出すほどのメジャー種目なのですが、日本では日本人の体格の問題なのか、競技人口なのかややマイナースポーツ。
そんな中、この作品はアニメ化もされるなど、大人気となりました。
●私立泥門(でいもん)高校に入学した小早川瀬那
●彼はパシりをすることで鍛えられた、とんでもない脚力を持っていた
●彼の脚力を目の当たりにしたアメフト部キャプテンのヒル魔に強制的にアメフト部に加入させられて…
僕自身は親戚のお兄さんが、アメフトをやっていて、全国制覇するのも目の当たりにしていたので、
アメフト自体はもとから知っていました。ただ、漫画として成立するのかな?と感じながら読み始めました。
個人的には村田先生の画のタッチが好きで、導入から「これは絶対読む!」と思った記憶があります。
アメフトって、各ポジションに明確な役割があったり、それに必要な能力が違ったり、自分のチーム構成にあった作戦を考えたり。
スポーツながらも「チェス」や「将棋」に例えられることもあるくらい、奥の深いスポーツ。
これを漫画にうまくはめ込んだな!というのがこの作品への印象です。
チーム構成によって作戦・プレイスタイルがかなり変わるので、敵チームも個性豊か。
特に相手に合わせた「作戦」の設定と「作戦」通りに動く能力や練習がかなり大事。
そのあたりの描写が抜群なんですよね。しかもキャラクターをうまく輝かせて。
僕は運動能力はないながらも、天才的な頭脳で「作戦」を考え続け・仲間に指示を出し続けるヒル魔が大好きでした!!
画もポップで馴染みやすいですし、アメフトのルールなども細かく解説してくれているので、
アメフトを勉強するのにも、ジャンプ王道の「友情・努力・勝利」をテーマとした
スポーツ漫画を読みたい!という方にもおすすめの一冊です!
④『ライジングインパクト』
続いてはこのゴルフをテーマとした作品です。
作者の鈴木央先生は『少年マガジン』で連載された『七つの大罪』のほうが有名ですね。
●山奥に暮らす少年ガウェイン・七海。彼は野球選手を目指していた
●ある日、女性プロゴルファー西野霧亜に出会い、ゴルフに魅力を感じる
●ガウェインはプロゴルファーを目指し上京、ゴルフの名門キャメロット学院に入学する
ゴルフ漫画と言えば、僕はそれまでアニメで『プロゴルファー猿』くらいしか読んだことがなく、
リアルにおいてもゴルフは「おじいちゃんがたしなむもの」みたいな印象を勝手ながら持っていました。
この作品はそんな仕切りを取り除いてくれた作品でした。
ガウェインの明るいキャラと、優しい画のタッチがそうさせてくれました。
主人公ガウェイン含め登場キャラクターはかなり個性豊か。
小学生とは思えないパワーや技術を持っている子たち。小学生で300,400ヤードって(笑)
そして、『プロゴルファー猿』を超えるレベルの能力・技の数々。
特にガウェインのライバルでもあるランスロットの技『シャイニングロード』。これチートすぎます。
グリーンオンした後のパット時に、打つべきラインが光り100%パットを成功させる技。
やばいです。そんな技使えるようになりたいです。お願いします。
昔、『キャプテン翼』でみんなが夢中になった必殺シュートのような衝撃がありました。
同じ時期に前述の『テニスの王子様』や『アイシールド21』もあって、
この時期のジャンプではトレンドだったのかもしれません。
ちなみに、この作品は一度打ち切りになった後、反響がすごくて再連載となった異色の作品でもあります。
⑤『Mr.FULLSWING』
最後はこの作品。野球マンガとギャグマンガのハイブリッド作品です。
●場所は埼玉県立十二支高校20年前に在学生がバッターボックスから校舎の時計に打球を直撃させ、その時計が止まるという伝説があった
●入学した猿野天国は、野球部のマネージャー鳥居凪に一目ぼれ、野球部に入部する
●20年前に止まった時計の伝説が上書きされ、物語が始まる
導入としては、一目ぼれ→入部→弱小チームで頑張る~みたいな、どこかで聞いたことのある流れです。
そして、連載当初は野球マンガというよりもギャグ要素の強い野球をテーマにした漫画という感じでした。
そこから、徐々にスポ根漫画に変革、弱小チームが努力をして試合に挑んでいく展開に。
そんな中に突如ギャグ要素がちりばめられ、笑いもあり。
最後のほうは、感動的なストーリーに。いつの間にかギャグ要素皆無に。
ギャグ漫画とスポ根漫画がここまでうまく融合するとは。このような作品ほかに思い当たりません。
恐らく今回紹介した作品の中では一番マイナーだと思いますが、
1作品で2ジャンルの要素を楽しめるという稀有な作品。
是非一度読んでみてください。ただし、前半は本当にギャグメインになりますので、
スポ根好きの方はまずそのハードルがあることをお伝えしておきます(笑)
まとめ
いかがでしたでしょうか。スポーツ漫画結構多くありました。いずれも長く連載となっており、読みごたえ抜群です。
終わります。