もんきちです。
『お金』をテーマにした漫画は数多くありますが、
その中でも、『お金』の魅力に取りつかれた人たち、
『お金』の怖さに巻き込まれてしまったキャラクター達が多数出てくる作品の中で
特におススメしたい3作品をご紹介していきたいと思います。
①お金の怖さについて考えたい方
②お金の魅力に取り込まれたキャラクターの描写に興味がある方
③知識をつけるというよりは、面白いマネー漫画が読みたいという方
マネーの知識を手軽に学べるというよりは、
「お金を得る→欲望が増える→さらにお金が欲しくなる」という
資本主義社会の永遠のテーマ「欲望」に関して、物語を通じて考えさせられる作品になります。
個人的には『お金』を考えるいう意味では、漫画ではないですが、
ミヒャエル・エンデの『モモ』という児童文学書が一番おススメだと思っています。
ご興味のある方は是非こちらも一読を!
子供の頃読んだよという方も大人になったからもう一度読むことで違った感想を持つのではないでしょうか。
『お金』と『時間』に関して本当に考えさせられる物語です。
FIREというキーワードが巷では流行っていますが、FIREやセミFIREを目指している方にもおススメです。
お金の怖さを考えさせられるおすすめマネー漫画のご紹介
現代社会においては、何かやりたい、時間が欲しい、
あれが欲しいなど様々な欲望、願望、希望を叶えるために必要になってくるのは『お金』です。
『お金』を誰もが気にせずに暮らせる社会にしたいなんて声も聞こえますが、
残念ながら、現状は『お金』がマストな世界。
まっとうに『お金』を稼ぐ人、投機的な行動により運よく多くの『お金』を手にする人、
どうしても願望をかなえるために『お金』を借りる人、
『お金』を欲する人に付け込んで、ブラック手法で『お金』を稼ぐ人。
今回は、そんな『お金』の魅力と怖さに右往左往させられるストーリーが魅力の漫画をご紹介していきます。
きっと、自分だったらどうなるんだろう?とか、
『お金』との向き合い方を考えるきっかけになるケースもあるかと思います。
是非最後までご覧いただけると嬉しいです。
お金との向き合い方を考えさせられるおススメ漫画3選
さて、1作品ずつ紹介をしていきます。
①『カイジ』シリーズ
まずは、実写映画化もされてご存じの方も多いであろうこのシリーズです。
【あらすじ】
1996年2月。上京後、定職にも就かず自堕落な日々を過ごしていた伊藤開司(カイジ)は、ある日、金融業者の遠藤により、かつて自分が保証人になっていた借金を押し付けられ、法外な利息により385万円にまで膨らんでいることを知らされる。遠藤に誘われるままカイジは1ヶ月後、負債者に借金一括返済のチャンスを与えるという、フランス語で「希望」の名を冠すギャンブル船「エスポワール」に乗り込む。
そこで行われるのは、カード12枚を使った「限定ジャンケン」。大手金融業者の「帝愛グループ[注 1]」が裏で取り仕切るそのギャンブルは、うまく勝てば帝愛からの借金は帳消しだが、負ければ命の保障はないというものだった。カイジは幾度となく煮え湯を飲まされながらも、土壇場での閃きと思考を駆使して、生き残りを賭けた勝負に身を投じる。
出典:Wikipedia
借金の保証人になっていたことで、気づいたら多額負債があった主人公カイジ。
借金返済のため、リスク大のギャンブルにチャレンジしていくというのが導入。
カイジが挑戦するギャンブルはいずれも「デッドオアアライブ」。
極限の心理状態で戦うキャラクター達の心理描写が面白いです。
また、ギャンブルの内容がとても面白い。
すべて仮想のゲームですが、よく練り上げられていて、ゲーム性を読むだけでも読み応え十分。
また、カイジと言えば「ざわざわ」ですね。観客の「ざわざわ」とカイジの心理描写「ざわざわ」が緊張感を増してくれます。
『お金』を持つものと持たないものの縮図も細かく描写されています。
いわゆる貴族層に対してのカイジの下剋上も本シリーズの魅力の一つ。
現在もヤングマガジンにて『賭博堕天録カイジ 24億脱出編』が連載中。息の長い人気作品となっています。
借金返済のため、大金を得るため、私利私欲のためなど、
各ギャンブルを通じた人間模様が面白い漫画です。
ギャンブルの中毒性や怖さを表現した作品だと思います。
②『闇金ウシジマくん』
続いても実写化されて好評を博したこの作品。
【あらすじ】
丑嶋馨が経営する闇金融『カウカウファイナンス』は、10日5割(トゴ)の超暴利。彼の元に訪れる客は、丑嶋から借金をしたことをきっかけに運命が動き出す。この物語は、そんな『カウカウファイナンス』に訪れる客と、その関係者の様々な人間模様、そして社会の闇を描いたものである。
出典:Wikipedia
借金する人の立場・状況と、貸す側の立場・対応が相当リアルに描写されています。
主人公ウシジマくんは返済不能は許さない、ビタ一文も取りっぱぐれないを徹底。
漫画とはいえ、この描写には恐怖さえ感じることもあります。
一方で、借金しなければならない理由にこだわったり、
返済意思がきちんとある者に対しては時にはトラブル解決を手助けすることも。
行動は極端ですが筋が通っている。
この漫画はとにかく『借金』することへの怖さを表現していると思います。
人生においては住宅や車購入時に『ローン』を組むことは
どんな人にもあり得ることではあると思いますが、
生活資金やその他において『お金』が足りなくなった時はどうでしょうか。
そういったことがないように、『お金』を稼ぐ、増やす、貯める、守ることをしっかりやろうと思える。
一方で、それがうまくできなかった場合のストーリーが
この漫画では描かれているのではないかとすら感じます。
負のスパイラルと言えばよいのでしょうか。
狂った歯車はなかなかうまく戻せないよと。
いやいや自分に限ってはそんなこと絶対にないよ!という人、
あまり深く物事を考えずに『お金』の貸し借りを簡単にしてしまいそうな方には是非お勧めしたいと思います。
③『LIAR GAME』
最後もTVドラマ化、映画化で人気のあった作品です。
【あらすじ】
周囲から「バカ正直のナオ」と呼ばれるほど、他人を信じやすい女子大生・神崎直。そんな彼女のもとに小包が届けられる。 「LIAR GAMEに参加される場合のみ、この箱をお開けください」という注意書きをよく読みもしないうちに、ナオは小包を開封してしまう。その中には1億円分の札束がしまわれており、「いかなる手段でもかまいません。対戦相手からマネーを奪ってください」と書かれていた。
こうしてナオは、謎の組織「ライアーゲーム事務局(LGT)」が主催するゲーム・トーナメント「ライアーゲーム」の第一回戦「1億円争奪ゲーム」に強制的に参加させられることになった。なんとかゲームを降りようとするが、どこに相談してもまともに取り合ってもらえない。やがて、対戦相手が発表されたが、その相手はナオの中学時代の恩師、藤沢だった。早速藤沢のもとへ向かったナオだったが、藤沢の言葉に惑わされ、まんまと1億円全額騙し取られてしまう。なんとか1億円を取り戻そうと躍起になった直は、出所したばかりの天才詐欺師・秋山深一に助けを求める。秋山の手助けにより、ナオは藤沢から1億円を取り戻すことに成功するものの、勝利の確定後、ナオは藤沢に1億を返した。これで終わりと安心するナオに数日後、第二回戦への案内状が届く。
出典:Wikipedia
大金を手に入れるためのゲーム「LIAR GAME」、
自身の不注意によりそのゲームに参加することになった主人公直は、
『お金』の魅力に取りつかれた様々な出場者と対峙していきます。
大金を手に入れたい人、借金を返すために負けられない人、
理由は様々ですが、出場者はとにかく『お金』が必要な人たち。
各々があの手この手で直に襲い掛かってきます。
本当に自分が大金を得るためには手段を選ばない出場者たち。
そういった相手に対して、冷静に心理学的を応用した手段で対応する秋山と、
純粋な心で対峙する直。
この二人のアプローチの違いと、各出場者のそれに対する心理変化の描写が面白い。
心理学的な理屈が通る場面。純粋な感情が人の心を動かす場面。
一方で信じていた人からの突然の裏切り。
『お金』が関わるとこんなに人って変わってしまうのか?と恐怖を覚えるシーンも。
そんな世界にピュアで愚直な主人公直が飛び込み、
周りを巻き込もうとする。それがこの作品の魅力だと思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
『お金』にある種まとわりつかれてしまった人たちの人間模様。
その様子や心理描写がとてもリアルで、いずれも『お金』との向き合い方を考えるきっかけになったり、
妙に感情移入してしまうおススメの作品だと思います。
ビジネス・自己啓発書のおすすめ本に関しても別記事でご紹介しておりますので、
是非そちらもご覧ください。
皆様に少しでも興味を持っていただける作品があったら嬉しいです。
終わります。