もんきちです。皆さんはお子さんに対して「お金」の教育されていますか?
もんきち家では2020年に長女が小学生となり、そのタイミングから子供への「お金」の教育をどうするか考え始め、実践し始めました。
お小遣い制など含めて、色々チャレンジしました。
試行錯誤の中、ステイホーム期間中に家族団らんのために購入した
Nintendo Switchのゲームソフト『あつまれどうぶつの森』(以下、『あつ森』)が
娘の「お金」の教育に大活躍してくれました。(現在進行形です。)
思いかけない効果があって、
びっくりしています。
ステイホーム中に我が家で活躍した商品・サービスは別記事でもご紹介しておりますので、そちらもご参照ください。
この記事では、そんな『あつ森』というゲームのご紹介と、なぜ「お金」の教育に貢献したのかを解説していきます。
是非、最後までご覧になってください。
①子供のお金の教育に関して興味のある人、悩んでいる人
②他の家庭のお金の教育に興味のある人
③『あつ森』というゲームに興味のある人
『あつまれどうぶつの森』ってどんなゲーム?
『あつまれどうぶつの森』(以下『あつ森』)は、
Nintendo Switch用のゲームソフトとして、2020年3月に発売されました。
パッケージ版と、ダウンロード版2種類あります。(内容に違いはありません)
プレイヤーはたぬき開発が企画した無人島ツアーに参加。
同じツアーに参加した2人(匹)の動物と3人で、たぬき開発の依頼を受けながら無人島の開発をしていく流れになります。
基本的には数々の依頼をこなして島の開発を進めていくもよし、プレイヤーの好きなように「釣り」「昆虫探し」「DIY」など、自由気ままに無人島生活をゲームで楽しめます。
もともと、人気シリーズの最新作だったことと、コロナ禍においてゲーム需要が高まったこともあり、人気は大爆発。
Nintendo Switch本体、あつ森、そしてあつ森仕様のNintendo Switchあつ森セットは市場で枯渇。
高価格での転売商品が出回るなどニュースになるほどの人気となりました。
あまりゲームをしない私も
ハマってしまいました。
僕も、パパと一緒の島で
遊んでいるよ!
2021年3月時点では国内900万本超、世界でも3,200万本超の大ヒットとなっています。
『あつ森』が子供のお金の教育に向いている理由
では、『あつ森』がなぜ子供のお金の教育に向いていると思ったかを解説していきます。
その理由として、僕は5つあると思っています。
① 銀行の仕組み(ローン・利息)が分かる
② お金を「稼ぐ」とは?がわかる
③ お金を「増やす」とは?がわかる
④ お金を「使う」とは?がわかる
⑤ お金を「守る」とは?がわかる
1つずつ解説していきます。
① 銀行の仕組み(ローン・利息)が分かる
まず、銀行の仕組みを理解することができます。
ローンに関してわかる
『あつ森』のプレイ開始をするとまずは、チュートリアル(ゲームのやり方を覚えるための簡単なミッション)が始まります。
チュートリアルが終わると、プレイヤーはテントでの生活から、マイホーム生活へアップグレードをすることができるようになります。
このマイホームがポイント。初回の建設後、6回増改築をすることができるのですが、下記の表のようにとんでもない金額のベル(ゲーム内の通貨単位)が必要になります。
回数 | 必要な金額 |
---|---|
初回 | 98,000ベル |
1回目 | 198,000ベル |
2回目 | 348,000ベル |
3回目 | 548,000ベル |
4回目 | 758,000ベル |
5回目 | 1,248,000ベル |
6回目 | 2,498,000ベル |
ゲーム開始して、早々にプレイヤーは98,000ベルのローンを組むことになります。
最大まで増改築をすると合計で5,696,000ベルが必要になります。高い!
ローンは無利子。島にあるATMで、コツコツとローンを返していき、全額返済できると、次の増改築のためのローンを組める仕組みとなっています。
そこまでして、マイホーム建てたり、増改築しないでよいじゃん?
たしかにそうです。その場合はのんびり島でのスローライフを楽しむこともできます。
ただ、家を改築することで、家のインテリアコーディネートの楽しみが抜群に広がります。
娘はこの仕組みにドハマり。家のコーディネートを楽しんでいます。
可愛いお家にしてくのが楽しいです!
ママと見せ合いっこしています!
娘も、家の改築のためにローン返済を頑張っています。
一方で、家はとても高い買い物だということ。
無理に買わなくても生活は十分に楽しむことができること。
これもわかります。
我が家では増改築に夢中な娘の一方、長男(4歳)はまったく増築に興味がありません。
1日中、釣りや虫取りばかりしています(笑)
僕は島で遊ぶほうが好きだよ!
利息についてわかる
また、銀行にはお金を預けることで利子が発生します。
預金金利は、0.05%低いです。
銀行に預けても、
なかなかお金増えないよ…
銀行にお金を預けておくとお金は増える。
けれど、あまり増えないということが感覚的に理解できます。
② お金を「稼ぐ」とは?がわかる
『あつ森』は、先述の通り、チュートリアル終了後に
98,000ベルのローンを抱えてのスタートになります。
このローンを返すためにプレイヤーはお金を「稼ぐ」必要があります。
『あつ森』での「稼ぐ」方法は大まかに以下の5つの方法があります。
① 『釣り』『ダイビング』で水産物を獲得する
② 『虫取り』で昆虫を捕まえる
③ 『果物』や『野菜』、『植物』を育てて収穫する
④ 伐採や、雑草抜きで素材を集める
⑤ DIYでアイテムを作成する
『釣り』『ダイビング』で水産物を獲得する
島では自由に、釣りやダイビングを楽しむことができ、
季節や天気、時間(朝・夜)、場所によって釣れる魚が違います。
簡単に取れるものは安くて、レアなものは結構な値が付きます。
150ベルでしか売れないアジから、10,000ベルもの値が付くカジキまで。
魚のフォルムもリアルで、魚の種類を覚える勉強にもなります。
高値のつくカジキやマグロを釣るために、
娘と競争して楽しんでいます。
ママはよりも
沢山珍しいお魚釣ることができたよ!
私のほうが稼いだ!(笑)
魚は売らずに、水槽で飼ったり、博物館に寄付することもできるなど
プレイヤーには多くの選択肢があります。
『虫取り』で昆虫を捕まえる
虫アミを使って、虫取りも楽しむことができます。
蝶やバッタ、コオロギなどの虫から、
タランチュラ、蠍などの危険生物まで。
(捕まえるのが難しい&刺されると自宅に戻されます)
魚同様に、昆虫の知識もゲームをしながら身につけることができます。
僕は、虫取りが一番好きだよ!
私は、虫が苦手なので
あまり虫取りはしていません。
『果物』や『野菜』、『植物』を育てて収穫する
果物や野菜、植物を育てて、収穫してそこから収益を上げることができます。
伐採や、雑草抜きで素材を集める
島に生えている木から、材木を調達したり、一定期間ごとに生えてくる雑草を抜いて、
それを収益にすることができます。
雑草はかなり収穫できますが、当然収益は安いです。
長男はなぜか雑草取る作業が一番好きなようです(笑)
ポケットに雑草ばかり入れているよ!
DIYでアイテムを作成する
上記の活動で獲得した素材を基に、DIYで様々なアイテムを作ることもできます。
自宅のインテリア用から、売ってローン返済に充てることなど用途は自由。
娘と一緒に様々なレシピで
DIYを楽しんでいます。
素敵なデザインの家具を作ったり、
お洋服のデザインもできるから
とても楽しいです。
作れば作るほど、様々なDIYレシピがゲットできるようになるので、
家のレイアウト変更にも、お金を稼ぐにもとても有効な行動になります。
特定の商品を高く買ってくれるキャラクターもいる
基本的には、得た素材や作ったアイテムは、島にある商店で売り、お金にするのですが、
定期的に特定の商品をかなり高く買い取ってくれるキャラクターが登場します。
何も考えず、売ることもできるし、戦略的にそのキャラクターの登場を待って、
高く売るなど、稼ぐ方法も考えることができます。
③ お金を「増やす」とは?がわかる
『あつ森』ではお金を「増やす」方法も教えてくれます。
① 利息により増やす
② お金のなる木を植えて育てる
③ カブ(株)の売買で増やす
利息により増やす
先ほど、銀行の仕組みの部分で触れた、利息により増やす方法です。
ただし、金利は0.05%。
ほとんど増えません。
お金のなる木を植えて育てる
島を歩いていると、時に地面が光っていることがあります。
その部分を掘ってみると、お金のなる木を作るための素材をゲットすることができます。
その素材を植えて、一定期間たつと、なんと木からお金が生えてきます!
沢山苗を植えて、
大事に育てています!
投資して、お金を生み出してくれる配当金のようなイメージでしょうか。
ちりも積もると結構よい額になります。
カブ(株)の売買で増やす
1週間に1回カブを『あつ森』では購入することができます。
このカブは1週間経つと腐って価値がなくなるため、
1週間以内に売り抜ける必要があります。
カブ価は毎日変動。大きく得することもあれば、損することも。
いつ売るか?の判断をカブが腐る前にする必要があります。
毎週、少しでも利益が出るように、
相場の状況を注視しています。
私は損を少しでもするのが、
嫌だから、株は買わずに、
コツコツ稼いでいるよ!
「投資」というよりは、「投機」的な要素ですが、
面白い要素だと思います。
④ お金を「使う」とは?がわかる
あつ森では、ローンの返済を含めて、様々なシーンでお金が必要になります。
値段設定が割とリアルなので、
自ずとこの商品は高い安いという
感覚も身につくかもしれません。
家のローン、インテリア、服、DIYの道具、植物や野菜の種など…
稼いだり、増やしたお金を自分は何に使うのか?
これをゲームを通じて学ぶことができます。
欲しいものがある、お金が足りない、稼ぐ、使うのサイクルが
自然とゲームで行えるのはよいですよね。
かわいいデザインの
家具はいつも高いよ…
また、本当に必要かどうかの判断も必要になるので、
その感覚も身につくのではないかと思っています。
⑤ お金を「守る」とは?がわかる
なんと、『あつ森』ではお金を「守る」力も身につく要素があります。
ゲーム内で定期的に美術品や骨とう品を販売するキャラクターが登場します。
このキャラクターの販売する商品には「偽物」も混ざっています。
「本物」を購入すればとても価値ある商品になりますが、
「偽物」だと売ることも処分することも困難に。
まさに困った!状態になります。
お店の出店があると、
本物かな?偽物かな?
と娘と慎重に調べています。
偽物だと大変!
ママときちんと本物か
調べてから買うようにしています。
その商品が本当に「価値があるか」を見極める力がゲームで身につくのは面白いですね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
ステイホーム期間中に、家族で楽しむために購入した、『あつまれどうぶつの森』。
思いがけず、子供のお金の教育にも大貢献してくれています。
ゲームなので、子供の目によくないとかその他の考える点はあろうかと思いますが、
個人的には家族での団らんにも、お金の教育にもおススメの商品だと思います。
少しでも参考になれば嬉しいです。
終わります。