もんきちです。
仕事上での提案の場や、ブログで記事を書いている時こんな悩みを持つことはありませんか?
自分のプレゼンが
取引先に通る自信がない。
いつも言いたいことが
伝わらないんだよな…
ブログで私の想いが
きちんと読者に伝わるか心配・・・
自分にとっては目的があり、それを伝えるために準備した資料や記事が、
残念ながら相手には伝わらないと、がっかりしますよね。
僕も万全の準備をして臨んだプレゼンで大失敗をしたり、
渾身のブログ記事に全く反応がなかったり…ということがよくありました。
頑張ったのに報われないと結構落ち込みますよね。
伝えたいことが相手に伝わらない。
これは相手に伝えるためのポイントを押さえることができていないことが原因です。
そんな、伝え方のポイントをわかりやすく解説した本が
『1分で話せ 世界のトップが絶賛した大事なことだけシンプルに伝える技術』です。
著者の伊藤羊一さんは、ソフトバンクの孫社長にも認められたプレゼンの達人。
今ではプロフェッショナルの伊藤さんですが、
若い頃はプレゼンが大の苦手だったそうです。
ある時、「伝える」ためのポイントを理解してから、
劇的にプレゼン力がつき、人に指導をできるまでになったとのこと。
本書ではその方法をわかりやすく解説しています。
以下、簡単に本書の概要と感想を紹介していきますね。
人に伝える目的はなにか
仕事やブログで人に「伝える」の目的ってなんでしょう?
それは、相手に動いてもらうことです。
どんなに自分で満足のいくプレゼンやブログ記事の執筆ができたとしても、
会社から提案の承認がもらえなかったり、
紹介した商品が売れなかったりでは意味がありませんよね。
僕も勘違いしていましたが、「伝える」⇒「理解してもらう」ではなく、
相手に動いてもらう。相手を動かす。ということが目的だと強く意識する必要があります。
前提として理解しておくべきこと
伝えるための前提として、
「他人は人の話を80%聞いていない」ということを理解しておく必要があります。
ビジネスの場でも、ブログ記事でも人はほとんど話を(記事を)聞いてくれない(読んでくれない)。
だからこそ、短い時間(文字)でいかに相手を動かすことができるか
これが重要になります。
短く伝えるためのロジックを作る
短く伝えるためのポイントはまずロジックを作ること。
具体的には次の3点です。
- 結論を決めること
- 根拠を複数用意すること
- すっきり簡単な表現にすること
① 結論を決めること
結論=相手をどう動かしたいかを最初に決めることが重要です。
結論は知識(自分の中にあるデータ)と情報(外にあるデータ)を
活用して考えて導き出す必要があります。
② 根拠を複数用意すること
結論に導くためのストーリーをきちんと考える必要があります。
Aという理由があるから、Bという結論になりますという感じです。
この根拠の流れを複数(できれば3つが理想)準備します。
③ すっきり簡単な表現にすること
「人は80%他人の話を聞かない」を前提に、
聞き手が理解しやすい言葉・表現で伝えることが大事です。
小学生でもわかるような言葉を使うことが理想です。
その気になってもらう
人はロジカルに正しいことを語られるだけでは動きません。
ロジカルな説明に加え、想像することでやっと動きます。
そこで、想像させる働きかけが重要になってきます。
- ビジュアルで見せる
- 具体例を出してイメージさせる
① ビジュアルで見せる
画像や、イラストなど目に訴える方法です。
新商品のパッケージなどを実際の画像で見せてもらうと
イメージ湧きますよね。
② 具体例を出してイメージさせる
「想像してみてください」、「例えば」などの言葉を活用しながら、
聞き手に実際の場面をイメージしてもらう方法です。
以上のようにロジカルに「結論」「根拠」を用意し、左脳に訴え、
「実例」を用意し右脳に訴える。
左右両方の脳を刺激することで人は動くということです。
伝えるまでの準備は入念に
伝える時間は短くとも、その準備はとにかく入念にすることが大事。
1分で短く話す伝えることを意識する一方で、
その準備には努力を惜しんではいけないと。
伊藤さんは説かれています。
ご本人は実際事前の練習に300回以上費やすそうです。
何度も繰り返し繰り返し結論⇒根拠⇒実例の流れを確認して、
相手に伝わるかの自問自答の繰り返しだそうです。
これって、プレゼンはもちろんですが、ブログ運営においても大事ですよね。
僕の場合、仕事上は何となくできるようになっていますが、
ブログにおいてはからっきしだなと、反省してしまいました…
「人を動かす」「人に動いてもらう」この前提をきちんと理解する。
そのための準備は怠らない。とても刺さりました。
まとめ:仕事やプライベート、ブログ運営に役立つ学びが多かった
プレゼンの達人による、伝え方の本ということで、
もちろん仕事現場で活用するための勉強になる本でしたが、
それ以上に、普段の会話や、ブログ運営にも役立つ内容で、
個人的には読んでとてもすっきりしました。
プレゼンが上手くできないとお悩みの方はもちろん、
ブログ記事の執筆で悩んでいる方にもおススメの1冊です。
簡単な表現が多く、とても読みやすいのも高ポイントです。
『長文を分かりやすく伝えるにはどうすればいいのか?』とお悩みの方は
是非お手に取って読んでみてください。
また、時間がない…読書が苦手…という方におススメなのが、
Amazonオーディブルを利用した耳で聴くという形の読書です。
30日間の無料体験期間があり、1冊無料で聴くことができます。
この『1分で話せ』も利用できます。
僕も利用しましたが、言葉も簡単な表現が多いので、
すーっと頭に入ってきました。
電車や睡眠前などの隙間時間の活用にもおすすめです。
無料で体験できますので、ちょっとでも気になる方はまずは体験がおすすめです。
終わります。