もんきちです!
僕が本格的に『少年ジャンプ』やコミックを読み始めたのは小学生になった1986年頃でした。
その頃、誌面では一部の作品しか読んでいなかった(というより読む余裕がなかった)のですが、
連載終了後、コミック刊行後読んで、大好きになった作品が多数あります。
各作品をコミックになってから読もうと思った一番のきっかけは一つのファミコンのゲームです。
それは『ファミコンジャンプ 英雄列伝』という、『少年ジャンプ』連載20周年記念として1989年に発売になった作品なのですが、そこには歴代のジャンプキャラクターが総登場!
ゲーム登場キャラクターの作品がどんな内容か知りたくなって読み始めたというのが理由です。
今回は小学生時代に実は連載がありながらも、コミックになってから読んだ作品の中から特におすすめの6作品をご紹介したいと思います。
① 往年のジャンプ漫画が知りたい方
② 当時を振り返りたい方
連載中から夢中になって読んでいた作品は別記事にて紹介しておりますので、よろしければそちらもご覧ください(*^-^*)
『北斗の拳』の時代!当時の少年ジャンプ名作漫画をご紹介!
では、1作品ずつ紹介をしていきます。
①『北斗の拳』
まずは、現在も根強いファンが多いこの作品です。
連載は1988年まであったのですが、僕は連載中は読んでいませんでした。
●世界が核により荒廃してしまい、「力」が支配する状況となっていた
●一子相伝の武術「北斗神拳」伝承者であるケンシロウは救世主として、その拳で世界に光を取り戻していこうとする
基本的には、ヒーローが悪と対決するバトル漫画。
ジャンプの王道的なストーリなのですが、キャラクターがとにかく濃い!です。
セリフ回りも秀逸で、「力とは?」「男とは?」「愛とは?」「友情とは?」
それぞれが各々の価値観を持っているところに、だんだんと取り込まれていきます。
僕が好きなのはレイとシュウ。彼らの行動には泣きました!
主人公ケンシロウの正義や力に対して共感する仲間たち。
自らの信念を貫いてケンシロウの前に立ちはだかる強敵(とも)たち。
強敵と書いて「とも」と読ませるあたり、本当ににくい演出です。
ケンシロウが価値観が違うために戦う運命にある相手を認めている心情を表しているのだと思います。
バトルシーンは描写がリアル。連載時に僕が読んでいなかったのは、リアルすぎて怖かったのが理由なのかなと思います。小学生にはやや苦手に感じる描写も当時はありました。
でも、なぜか僕が初めて買ったファミコンゲームはこの『北斗の拳』なんですよね(笑)
潜在的に強い男に憧れていたのかも!
個人的には、ラオウ編のクライマックスまでがピーク。その後はややテンションが下がった印象です。
(面白いんです面白いんですが、ラオウ編の面白さと、そのクライマックスがテンション上がりすぎて…)
まだ読んだことないよ。という方にはとにかくラオウ編までだけでも良いので一度読んでもらいたい!
バトル漫画が好きな人には文句なしにおススメの作品です!
②『ついでにとんちんかん』
続いてはこのギャグ漫画です。
●礼院棒中学の教師、間抜作とその生徒たちが構成するチーム「怪盗とんちんかん」
●この怪盗チームを中心に警察や学園内で巻き起こる様子を面白おかしく展開するギャグ漫画です
「怪盗とんちんかん」が全く価値のないものをわざわざ予告状を出して奪いに行く謎の集団。
警察もセオリーが通じない相手にてんてこ舞い。
リーダーのぬけさく先生は、名前の通りどこかぬけていて、常識が通じない。ギャグばかり発動。
ストーリーはありながらも収拾のつかない展開。という感じです。
今だとちょっとプリミティブな印象かも。
前述の「ファミコンジャンプ」ではゲーム開始の1番目のエリアで
『北斗の拳』のケンシロウとこのぬけさく先生が共闘します!(笑)
そして、最終決戦ではラオウにぬけさく先生のギャグがよく効くこと(笑)
漫画のインパクトよりも、ゲームでのぬけさくのインパクトがある意味強いかもしれません(笑)
③『シティーハンター』
続いてはアニメ、アニメ主題歌が今も人気のこの作品です。
こちらも『北斗の拳』同様絵が割と硬派系だったからか、連載時にはあまり読んでいませんでした。
●ボディーガードやハントなど危険な依頼を請け負う、敏腕スナイパー冴羽獠
●彼とパートナー槇村香は「シティーハンター」と呼ばれ毎回様々な依頼をこなしていく
基本的には画もストーリーもハードボイルド作品。
一方、主人公、獠は「女性が大好き」基本的には美人からの依頼しか受けようとしませんが
パートナーの香がうまく彼をコントロールしていきます。
「女性大好き」獠の依頼人に対する「もっこり」やそれに対して香が獠を諫める時の
「巨大ハンマー」叩きの掛け合いがハードボイルな展開の箸休めとなっています。
そんな、だらしない獠ですが、いざ仕事に入るととにかくカッコいい!まさに敏腕です。
そしてまじめな時のセリフもカッコいい。
ギャグテイストのシーンとのギャップもあり、より仕事シーンが引きたっている印象。
内容的には小学生の時の自分があまり読んでいなかったのも納得。青年向けのストーリー展開だと思います。
連載終了後は掲載誌を変えて、続編『エンジェルハート』やスピンオフ作品も刊行されるなど、
根強い人気作品となっています。
④『Dr.スランプ』
鳥山明先生の人気ギャグ漫画です。僕が『少年ジャンプ』を読み始めた際にはもう連載は終了していて、
この作品は冒頭の「ファミコンジャンプ」及び、『DRAGON BALL』にアラレちゃんたちが登場したことで知りました。
●ペンギン村に住む則巻千兵衛が作った女の子ロボット、則巻アラレちゃんとその仲間たちの日常を描いたギャグ漫画です
もう、画も内容も鳥山先生らしさ前回の安心感。アニメも原作も面白い。
ある意味、『DRAGON BALL』のストーリーや世界観の土台は
この作品連載中に並行して構想されていたのではないかと思うくらい、マッチしている印象。
個性的なキャラクターたちもこの作品の魅力。僕の一押しはスッパマン!大好きでした(*^-^*)
電話ボックスでいそいそと着替えるその姿(笑)
『DRAGON BALL』が好きな方には間違いなくおススメの作品です。
⑤『県立海空高校野球部員 山下たろーくん』
続いてはこの野球マンガです。
●海空高校野球部員の山下たろーは「史上最高の野球部員」を目指す高校球児
●しかし、野球部は弱小校だった
●毎回県大会を優勝する強豪校「山沼高校」とある日、偶然山沼高校が海空高校を立ち寄る
●自分たちを偵察に来たと勘違いした海空高校部員は「打倒山沼」を本気で目指す!
こんな感じのあらすじです。史上最高の野球部員を目指しながらも、
仲間からは「史上最低」を揶揄されていたたろー君ですが、猛練習により才能が開花します。
気づいたら、スイッチ(両利き)ピッチャー&スイッチ(両利き)ヒッターに。
メジャーで活躍中の大谷選手もびっくりの選手に!
そして、この作品の特徴はほぼ試合です。練習やサイドストーリーほぼなし。
試合もかなりテンポよく進みます。そしてジャイアントキリング連発!
こういった展開のスポーツ漫画はかなり珍しいのではないでしょうか(*^-^*)
⑥『銀牙ー流れ星 銀ー』
最後はこの作品。人ではなく、犬がメインの作品です。
●熊犬としての鍛錬を父リキから受けた銀。
●人間ですら脅威に感じる凶暴な熊「赤カブト」に祖父シロとリキはやられてしまう
●打倒「赤カブト」のため、銀は仲間探しの旅に出る
ストーリーとしてはジャンプらしい、王道なものになりますが、何しろ登場キャラクターはほぼ「犬」です。
犬たちがとにかくカッコいい。銀の元に次々とあつまる仲間たち。
仲間を「漢(おとこ)」と呼ばせるあたりも憎い演出。
犬ですが、感情移入もしやすく、友情・絆・・・泣けます。
キャラクター犬じゃなくて人で良いじゃん!というツッコミもありそうですが。いいんです。
特に犬が好きな人にはかなりの人気作となっており、
連載終了後も別の雑誌にて続編が次々と連載されています。
描写が青年向け雑誌に映ったためやや過激になっている印象です。
犬好きの方、仲間との熱い戦い系のマンガが好きな方にはおススメです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。連載中に読んでなくて、その後読むようになる作品意外とありました。
中にも今でも継続的に読んでいたり、そもそも続編の連載が続いている作品があるなど漫画の世界は奥が深いですね。
少年誌連載作品が青年誌連載に移行して新シリーズという流れも最近多い気がします。
青年誌連載作品のおススメコミックなどもいずれは書いていきたいなと思います(*^-^*)
まずは、少年誌系書き終わってから…(書きます)
終わります。