もんきちです!
中学生からバスケットボールを始めて以来、夢中になって続けているこの競技。漫画でも多くの作品が刊行されています。
この記事ではそんなバスケ漫画の中から厳選した4作品のご紹介をしていきます。
是非最後までご覧になってください。
① バスケットボールに興味を持ち始めた人
② 漫画が好きで、バスケ漫画のおすすめが知りたい人
【今バスケが熱い!】面白い!泣ける!感動する!おすすめバスケ漫画をご紹介!
2021年8月現在、八村塁選手、渡邊雄太選手がバスケットボール最高峰のプロリーグNBAで活躍し、
日本のプロリーグであるBリーグでも、高校生時代から河村勇樹選手が活躍し話題となるなど、
かなり盛り上がっているバスケットボール界。
これらのニュースをきっかけに、バスケットボールというスポーツに興味を持たれたり、
観戦されるようになった方も多いのではないでしょうか。
東京オリンピックは、女子が史上初の銀メダル獲得!
男子代表や、3×3代表は男女共に強豪国相手に接戦を展開するなど、
日本バスケの成長を感じることができました。
アメリカの大学へ留学中で今回3×3の日本代表となった富永啓生選手も大活躍で、
NBA入りへの期待が高まるなど、これからも注目の話題が続きそうです。
意外と思われるかもしれませんが、
世界のスポーツ人口はバスケットボールが世界一(4億5,000万人)だということをご存じですか?
2位のサッカー(2億5,000万人)と比較してもダントツの競技人口。
大きな要因は、男女共に一定の競技人口があるためだそうです。
日本人の感覚からするとピンとこないかもしれませんが、
世界で最もポピュラーなスポーツといえるのではないでしょうか。
今回はよりバスケットボールを好きになっていただくため、
興味を持っていただくために、
出版業界勤務かつバスケ歴28年の僕が
『本当におすすめする バスケットボール漫画』を4作品ご紹介します(*^-^*)
おすすめバスケットボール漫画 4選
では、1作品ずつ紹介をしていきます。
①『SLAM DUNK』
まずは、ド定番ですがこの作品です。面白みがなくてすいません。
でも、この作品をおすすめバスケ漫画から外せるレビュアーは日本にはいないはずです。
そのくらいすべての人に読んでほしい作品!
1980年生まれの僕にとっては、この作品と同世代のスーパースター田臥勇太選手、
「SLAM DUNK」と田臥選手=バスケットボールといっても過言でないくらい、切っても切れない存在でした。
●県内では知らない者はいないほど札付きのワルだった、和光中出身の主人公桜木花道
●恋するたびに振られ、中学では50回の失恋を経験
●高校入学後、同学年の赤木晴子に一目ぼれ
●赤木晴子は桜木の体格を見てバスケをしないかと誘う
●晴子に気に入られたい桜木は二つ返事でバスケットボールを始めようとするが…
まず、女の子に気に入られるためにというのが動機としてもう不純です。
物語としては、スポーツ漫画の王道、弱小チームが全国制覇を目指し、
努力を重ねて強豪チームと渡り合っていくという展開です。
モテたい!というアレな動機でバスケを始めた花道も徐々にバスケの魅力に取りつかれていく過程の描写もリアル。
そして、とにかくキャラクター一人一人が魅力的な個性を持っています。
そして、名言だらけ。絵がうますぎて、バスケットボールの試合を実際に見ている感覚になれる。
当時バスケットボールは30秒ルール(今は24秒ルール)。
その30秒という制限の中で起こる一つ一つのプレイ。何気なく描かれた一コマがその後の展開の伏線になっていることも。
そのプレイが線となって出来上がる感動的なストーリー。
メインキャラクターだけでなく、サブキャラクターまできちんと輝かせる井上先生のシナリオ。
もう、連載当時から、一文字一文字、夢中になって大事に読みまくりました。
多分、スラムダンクマニアッククイズが、TV番組の企画あっても勝てる自信があるくらい(笑)
作中1コマしか出てこないキャラクターの
セリフや名前まで覚えています(笑)
ちなみに、一番好きなシーンは
インターハイ予選 陵南戦の小暮君の3Pシュート後の、対戦相手田岡監督の発言です。
本当に泣きました。今読んでも涙腺崩壊。妻ドン引きです。(妻共感して)
主人公の花道や、チームメイトの流川が履いていたバッシュは
バスケの神様マイケルジョーダンの履いていたモデル。
★桜木花道の履いていたエアジョーダンⅠはこちら★
★流川楓が履いていたエアジョーダンⅤはこちら★
当時はエアマックスブームも相まって、NIKEのバッシュを手に入れるのがとても大変でした。
この漫画をきっかけにバスケを始める人も多く、まさに国民的作品といえると思います。
当時連載されていた「週刊少年ジャンプ」はこの「SLAM DUNK」、「DRAGON BALL」、「幽遊白書」の
3本柱を中心に、週刊コミック誌として前人未到の発行部数653万部を記録し、
「ジャンプ黄金期」とも呼ばれていました。
作品としては、オリジナル版、ジャンプ連載時のカラーページを踏襲した「完全版」
そして、井上先生が改めて表紙書下ろしをして刊行された「新装版」があります。
3種コンプリートされている方も多いのではないでしょうか。
「新装版」が発売された際には、版元(集英社)の予想を大きく超える売れ行きになっていました。
オリジナル版、「完全版」を持っている人も購入されたのだと思います。
また、『スラムダンク』連載終了後、『リアル』(車いすバスケがテーマ)、
『BUZZER BEATER』(SF系バスケ)など、バスケ関係の作品を手掛けられおり、こちらもおすすめです。
また井上先生は版元と共同で、高校卒業後、アメリカの大学でバスケットボール留学にチャレンジするための制度、
「スラムダンク奨学金」を立ち上げされるなど、現在もバスケットボール界に多大なる貢献をされています。
全ての方に自信をもってお勧めできる作品です(*^-^*)
個人的には、まさかの続編が始まることを期待し続けています。花道達のその後が本当に気になります。
※以下、2021年8月15日追記です。
続編期待!なんて言っていた矢先に大ニュースが飛び込んできました!!
詳細はTwitterの公式アカウントもご参照ください。動画もあってますます興奮!
映画『SLAM DUNK』(タイトル未定)の公式Twitterをチェック!
今から、どんな内容のストーリーになるのか、楽しみが止まりません!
楽しみ過ぎて、映画ストーリーの予想なども別記事でしちゃいました(笑)
アニメや映画は「U-NEXT」という動画配信サービスでの視聴がおススメです。
「SLAM DUNK」もアニメ・映画版共に視聴可能です。
「アニメも見たい!」という方はチェックしてみてくださいね。
映画上映までに、原作も何度も読み返しておきたいですね!!
②『DEAR BOYS』シリーズ
続いては、月刊少年マガジンで連載されたこの作品です。
1989年から連載開始、現在も4シリーズ目となる『DEAR BOYS ACT4』が連載中と、
とても息の長い作品となっています。
実は僕自身は1989年の連載開始当初は完全『少年ジャンプ』や『コロコロコミック』に夢中、
バスケットボールにもあまり興味がなく、読んだことがありませんでした。
本格的に読み始めたのは1997年の『ACT2』シリーズの連載が開始されてからでした。
ちょうど僕が高校2年生になるころ、怪我してプレイヤーとしてはほぼ活動ができなくなったころと重なります。
そこからは、夢中になって読み、1作目もすべて購入、現在も楽しく読み続けている作品です。
●主人公哀川和彦は神奈川県瑞穂高校の転入生、バスケ部に入部を試みる
●しかし、バスケ部は将来を期待されていたプレイヤー藤原拓弥による顧問とのトラブルにより活動停止、部員も4人となってしまっており、4人はバスケへの情熱を失いかけていた
●哀川和彦は実は、超名門天童寺高校で1年生からエースのスーパースターで、2年生の夏のインターハイ優勝後謎の失踪をしていた
●スポットライトを浴びつつけてきた哀川と、期待されながらも暴力行為により影を落とした藤原、二人の天才の奇跡の出会いから物語は始まる
先ほどの『SLAM DUNK』とは打って変わって、
主人公哀川は誰もが憧れる高校バスケットボール界のスーパースター。
身長170センチ台ながらもたぐいまれなる身体能力で軽々ダンクをしてしまう選手。
そんな、スーパースターがインターハイ優勝後謎の失踪をし、
無名の瑞穂高校に転入。廃部寸前の所から、物語が始まります。
シリーズは下記のような流れとなっています。
●『DEAR BOYS』 ・・・ 高校2年の秋 ~ 高校2年年度末まで
●『DEAR BOYS ACT2』 ・・・ 高校3年春 ~ 夏のインターハイ準決勝開始まで
●『DEAR BOYS ACT3』 ・・・ 夏のインターハイ準決勝 ~ 引退まで
●『DEAR BOYS ACT4』 ・・・ 引退後別の高校がメインとなり連載中
まず、主人公の哀川を含めて、部員は5人。当然一人一人のバックグラウンドはきちんとあります。
この指導者の下でバスケがしたいと憧れていた顧問に裏切られ、
トラブルを起こしてしまった藤原。その藤原と幼い頃から腐れ縁の三浦。
中学時代に藤原・三浦に負けて、高校で二人と一緒にバスケがしたいと思い、
瑞穂高校に進学した石井と、同じく石井と腐れ縁の土橋。
一人一人のバスケへの思い、仲間への思い、そして家族への思いを持っており、
ストーリーは青春!真っただ中です。
そして、とにかく5人は様々な壁にぶつかり続けます。
その度にみんなで何とか乗り越えようと必死に努力する様はやはり青春!真っただ中です。
瑞穂高校は女子バスケも強豪校で、顧問も男女共通かつ女性顧問というのもこの漫画の特徴。
哀川にも、藤原にも良い関係の彼女がいて、ちょっとした恋愛話も合間合間にあり、また青春!
個人的に好きなのは、マネージャーとしてチームを支える杏埼さんです。
怪我をしてプレイヤーを諦めたが故、同じ思いをもう他の誰にもしてほしくないと、とにかくフル回転。
当時同じ状況にあった僕にとっては、神キャラでした。
相手チームも個性豊か、先生との絆、チームの絆。戦術へのこだわり。
各自の想いが試合に反映される様は、高校バスケのまさに青春を表現していると思います。(青春使いすぎ)
物語が進むにつれ、哀川がなぜ、天童寺を離れて瑞穂高校に転校してきたのか。
藤原がなぜ、当時の顧問に暴力を振るってしまったのか。少しずつ明らかになっていきます。
思春期を迎え難しい時期の子供と、
それに関わる大人との気持ちのズレ、葛藤もこの作品のテーマだと思います。
バスケのコーチをしていた僕にとってはとても感情移入できるシーンも多く、
また親になった今、子供への教育に関して考えさせられるシーンも数多くあります。
純粋なバスケ漫画としてももちろんおすすめです。
連載期間が長いので、頻繁に変更があるルールにもストーリー内でうまく対応、
バスケットのルールや戦術に関しても基本的な知識が身に付きます。
青春時代のキュンキュンした思いを感じたい方から、
忠実なバスケシーンを楽しみたい方まで幅広くお勧めできる作品だと思います(*^-^*)
現在、連載中の『ACT4』はライバル校であった湘南台相模高校がメインの話となっており、
瑞穂高校の後輩たちはそのライバルとして登場しています。
まずは、オリジナルシリーズから読んでいただくのが良いと思います!
③『あひるの空』
2004年から『週刊少年マガジン』で連載開始、現在も連載中の作品です。
主人公、車谷空は、母親は元全日本選手とサラブレッドでありますが、なんと身長149センチの高校一年生。
●車谷空は小柄ながらもバスケットボールが大好き
●病気で入院している母の近くで過ごすため単身神奈川県の九頭龍高校を受験、入学する
●母親に誓った『バスケ大会で優勝』のためバスケ部に入部するもそこは不良の巣窟だった
●空は不良にバスケを頑張ろうと必死に食い下がり、徐々に不良たちも部活に前向きになっていく
不良の巣窟、そこに飛び込む熱いキャラクター。少年誌の王道ストーリーですね。
イメージとしてはバスケ版『ROOKIES』みたいな感じでしょうか。
ちなみに、学生時代のちょっと悪い友達って妙に運動神経が良いことが多くなかったですか?
球技やらせるとセンス抜群だったり。とんでもなく身体能力が高かったり。
あるあるですよね。(僕の周りだけ?)
この作品でも不良各自個性はあるし、すさまじいセンスを持っているケースが多くて面白いです。
そして、一番の特徴はというと、
とにかくよく負けます
負けって悔しかったり、嫌だなと思うケースが多いと思いますが、
負けず嫌いが多い印象の不良軍団にあえて『負け』を繰り返し経験させることで、
感情の変化などストーリーに厚みを持たせている気がします。
また、身長の小さい空の努力も見どころ。『小さくてもすごいんです!』
と誰かが叫びそうです。(ムムッ!)
舞台は神奈川県川崎市。先生が近くにお住いというのが理由だそうですが、
川崎市出身の僕としては、風景も、モデルとなっている学校もわかるのでより親近感を持ちながら読んでいました。
バスケはもちろんですが、青春時代の心の葛藤など含めて楽しみたい方にはおすすめです(*^-^*)
【余談】バスケ漫画の舞台に神奈川県が多い理由に関して考察
ちょっと余談です。上記の3作品はいずれも神奈川県の高校が舞台となっていますが、偶然でしょうか?
僕は理由があると思っています。
神奈川県のインターハイ予選はスーパーシード制となっている
スーパーシード?何それという方もいらっしゃると思います。
スーパーシードとは、インターハイ予選の前、春に県大会(上位4高が関東大会に出場できる)があるのですが、
その関東大会のスケジュールとの兼ね合いもあり、
春の大会で関東大会に出場した4高はな、な、なんと夏のインターハイ予選は・・・
ベスト8からの出場となるんです
ご存じでしたか?強豪校だから、当たり前とか、ラッキーじゃんとか色々反応があると思いますが、
この制度は意外と曲者で、実際の大会でも結構番狂わせが起きるんです。
初戦から一つ一つ勝ち上がって勢いのあるチームとかたや初戦のチーム。
高校野球でもよくありますが、「勢い」って大事で、
特に学生時代の大会ではとてつもない力となることが多々あります。
当然、漫画においてもこの仕組みはストーリー上盛り上げやすいこともあり、
舞台を神奈川にしているのではないかと思っています。
本題に戻ります。
④『黒子のバスケ』
最後は『週刊少年ジャンプ』で2009年から連載されていた、
ちょっと変化球のバスケ漫画になります。
ジャンプでは『SLAM DUNK』があったこともあり、
王道よりもこういった変化球作品のほうが連載しやすかったのかな?と個人的には思っています。
アニメ化もされ、アニメから人気が爆発した作品でもあります。
人気の声優が多く出演したこともあり、女性人気が高かったようです。
●全国中学校大会を何度も制覇した帝光中学校バスケ部
●その中でも無敵を誇り、10年に1人の天才が5人同時にいた『キセキの世代』があった
●『キセキの世代』には奇妙なうわさがあった
●誰も知らない、試合記録も無い、にもかかわらず、
天才5人が一目置いていた選手がもう1人、「幻の6人目」がいたと。
この作品の主人公、黒子テツヤは、普段から存在感が薄く、自己主張も控えめ。
身体能力も低く、レイアップシュートもそんなに上手ではありません。
一方類まれなる観察眼とパス能力を持っており、
存在感の薄さを最大限に利用した「仲間を活かす」プレイが得意なキャラクターです。
まさに、「黒子役」です。
そんなテツヤは誠凛高校に入学し、
創部2年のバスケ部にアメリカ帰りの大型新人、火神大我と入部し、
バスケ部の目標である、「全国制覇」を目指します。
導入は、王道のスポーツ漫画ですね。
しかし、相手として出てくるテツヤの元チームメイト『キセキの世代』5人含め、
相手チームにはスーパーマンばかり登場します。
自陣からシュートを決めまくるスーパー3ポイントシューター、
相手のプレイを完全コピーするスーパーフォワード、
どんな体制からもシュートを打てるスーパースコアラー、
とんでもないパワーと跳躍力を持つスーパーセンター、
そして、未来を読む力を持つスーパーポイントガード。。。(おいおいスーパー使いすぎ・・・)
特に帝光中学キャプテンだった未来を読む力を持つ赤司征十郎は、
RPGゲームでいう無理ゲーの凶悪キャラ級です。
そんな『キセキの世代』を相手にテツヤと火神要する誠凛高校はどのように戦っていくのでしょうか。
ここまでご覧いただくとエキセントリックなファンタジーと思われるかもしれませんが、
あり得ないプレイの数々はあれど、思春期特有の個々の悩みだとか、
部活での悩みだとか、青春だとか、いわゆる少年漫画のエッセンスはきちんとちりばめられてますし、
バスケシーンも画がきれいで読みごたえ抜群です。
あ、ちなみにこの作品の舞台は「東京」です。
キャラがかなり立っている作品で、スピンオフの小説なども人気がありました。
いわゆる、アニメが好きな方には一番お勧めできる作品だと思います(*^-^*)
気になる漫画を一気読み!「漫画全巻ドットコム」のすすめ
面白そうな作品!
全巻一気読みしたい!
こんなこと思うことありませんか?
そんな方におススメなのが、「漫画全巻ドットコム」を利用した大人買いです。
「漫画全巻ドットコム」では新品から中古、電子版コミックまで幅広く取扱いがあり、
過去の名作も全巻まとめて購入することができます。
別記事にて、サービスに関して詳しく紹介しておりますので、
「まとめ買いしたい!」という方は是非そちらもご覧ください。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
王道のマンガが中心となっておりますが、バスケットボールに興味を持った方、
そもそもスポーツ漫画が好きな方にはいずれも超おすすめの作品です。
少しでも参考になれば嬉しいです(*^-^*)
終わります。