もんきちです!
TVドラマでも大人気テーマの「医療現場」。
ドラマの原作を含め、マンガの世界にも医療漫画はとにかくたくさんあります。
この記事では、そんな医療漫画の中から、
「ストーリーが面白い」名作漫画を9作品紹介していきます。
どちらかというと現場のリアルを投影している漫画というよりは、
医療現場を舞台に漫画として楽しい!面白いと僕が感じた作品群になります。
現場のリアル感を感じたい方には、別記事にておススメ作品をご紹介していますので、
是非、そちらもご覧ください。
① 面白い医療漫画を探している方
② 純粋にストーリーを楽しめる漫画を探している方
③ 漫画好きの方
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ストーリーが面白い!おすすめ医療漫画 9選
では、1作品ずつ紹介していきます。
①『ブラックジャック』
まずは、もう説明無用の手塚治虫先生、不朽の名作です。
あまり知られていないかもしれませんが、
手塚先生は医学博士です。
そんな、先生が思い描く理想の医師が天才外科医ブラック・ジャック。
無免許ながらも、患者の命と向き合い、治療していく。
他の医師に見捨てられた患者を見捨てない。
ブラック・ジャックの熱い思いにのめり込んで読んでしまいます!
日本の医療漫画の先駆けと言える作品です。
②『Dr.コトー診療所』
続いては、僻地医療を描いたこの作品。
TVドラマ化もされ、大ヒット作品となりました。
五島健助は優秀な医師で、東京の大学附属病院に勤めていたが、
とある理由から離島の古志木島の診療所に赴任する。
島は3ヶ月の間無医村状態で、
過去に良い医師が来たことがなかったからか、あまり歓迎されなかった。
また、4ヶ月前から来ていた看護師の星野彩佳から、
診療所に来る患者は少なく、来ても応急処置だけを受けた後、
船で6時間かけて本土の病院へ行くことを聞かされる。
実際になかなか患者が来ない中、
島に来るときに運んでもらった漁師・原剛利の息子が最初の患者となり、
これを見事な手術で助ける。
原は、お礼として診療所に看板を贈るが、
名前を間違えられていて、看板は「Dr.コトー診療所」となっていた。
それ以後、五島は多くの患者の治療とその人柄により、
島民の信頼を得ていくことになる。
引用元:Wikipedia
医師不在の離島に赴任することになった、五島健助(コトー先生)は、
過去に赴任された医師への不満から、歓迎されません。
そんな中、鞄一つで島中を駆け回り、
確かな技術・知識と人柄の良さで、島のみんなから信頼を得ていきます。
とにかくストーリーが秀逸!読み始めると止まらなくなります。
コトー先生の人間味もあり、とても心温まります。
実際の僻地医療現場ではこの作品みたいに、矢継ぎ早に手術が必要になるケースはないでしょうけれど、
僻地ならではの問題を理解するのにも良いと思いますし、
再三になりますが、コトー先生のキャラが良すぎてハマります!
③『放課後カルテ』
続いては、『BE・LOVE』という女性コミック誌で連載されていた作品です。
タイトルでピンとくる方もいるかもしれませんが、
学校医の話で、小学校の保健室が舞台となります。
主人公の牧野先生は、産休補助のため学校医として赴任。
赴任前は、大学病院の小児科医でした。
不愛想で、態度も悪いということで、急遽学校へ赴任となるのですが、
そんな牧野先生の生徒へのするどい観察眼が光ります。
子供たちの変調を次々と見つけて行き、子供達からはもちろんのこと、
保護者や、先生たちから認められていきます。
心も身体も発展途上の小学生。
その変調のサインって親でも見つけることは困難ですよね。
連載当時は僕にはまだ子供はいなかったのですが、
子供ができてから読み直すとより、感情移入して読んでしまう自分がいました。
特に、お子様を抱える親御さんにおススメしたい作品です。
④『神様のカルテ』
2010年の本屋大賞で2位となり、
映画化、ドラマ化もされた小説が原作の作品です。
主人公・栗原一止(くりはらいちと)は、
信州松本にある本庄病院に勤務する内科医である。
彼が勤務している病院は、
地域医療の一端を担うそれなりに規模の大きい病院。
24時間365日などという看板を出しているせいで、3日寝ないことも日常茶飯事。
自分が専門でない範囲の診療まで行うのも普通。
そんな病院に勤める一止には最近、大学病院の医局から熱心な誘いがある。
医局行きを勧める腐れ縁の友人・砂山次郎。
自分も先端医療に興味がないわけではない。
医局に行くか行かないかで一止の心は大きく揺れる。
そんな中、兼ねてから入院していた安曇さんという癌患者がいた。
優しいおばあちゃんという感じで、
看護師たちには人気者だが、彼女は「手遅れ」の患者だった。
「手遅れ」の患者を拒否する大学病院。
「手遅れ」であったとしても患者と向き合う地方病院。
彼女の思いがけない贈り物により、一止は答えを出す。
引用元:Wikipedia
松本にあり、地域医療を支える病院に勤務している、主人公の栗原一止。
病院は24時間、365日体制のとてもハードな職場。
地域医療がゆえに、専門外の領域の診療をすることも。
親友から医局への転属を進められるも、徹底的に命を向き合うため、
今の職場で頑張ることを決意します。
どんなに困難な状態であろうとも、
患者の命と真剣に向き合う一止の姿にとにかく感動します!
⑤『最上の命医』
続いては、『少年サンデー』で連載されていた作品。
2011年にはTVドラマ化もされました。
0歳の時、心臓の大手術を受けた少年・西條命は、
自分を治した神道護のような“最上の名医”を目指していた。
ある日、友人と釣りに出かけた時にその友人が怪我で倒れてしまう。
船の上、電話の指示でなんとか手術を成功させた命は、
医者は目の前の患者だけではなく、
その家族や子孫の繋がりである「無限の樹形図」を救うことなのだと教わる。
引用元:Wikipedia
主人公の西條命は、0歳の時に心臓の大手術を受けたことがきっかけで、
物心ついた時から、医師を目指したこともあり、医学知識は豊富、
彫刻家の父から受け継いだ「次元変換能力」を持つ天才外科医となっています。
その天才ぶりは少年漫画!っぽい展開ではあるのですが、
医療部分に関しては、専門家の監修がきちんと入っていることもあり、リアル!
手術方法や、応急処置の仕方など図解でわかりやすく解説されており、
それとなく知識も身に付きます。
純粋な少年漫画ストーリーとしても楽しめますし、
医療漫画としても楽しめる作品です。
⑥『ゴッドハンド輝』
『少年マガジン』で長期連載されていた作品です。
こちらも少年コミック誌連載作品ですね。
名医が集い、「ヴァルハラ」と称される安田記念病院。
そこに赴任した新米外科医・真東輝(以下「テル」と表記)は、
伝説のゴッドハンド・真東光介の息子だった。
テルは、外科部長・北見柊一の指導や、
ライバル・四宮慧との競い合いを経て医師として成長し、
患者との「二人三脚の医療」、そして父のようなゴッドハンドを目指していく。
引用元:Wikipedia
主人公テルは、名医を父に持つ医師。
医師になって以来、患者の死に直面した経験がないという、
スーパーウルトラ特性持ちです。
普段はドジでおっちょこちょいなテルですが、
患者の危機に直面すると、類まれな能力を発揮!
患者の運命さえも変えてしまいます。
四宮とのライバル関係、他の病院との経営闘争など、
全体的にも少年コミックらしい展開が多いですが、
医療現場を舞台に楽しい漫画を読みたい!という方にはおススメです!
⑦『JIN‐仁‐』
TVドラマが大ヒットし、一大ブームを起こした作品です。
平成12年(2000年)のある夜、東都大学付属病院の脳外科医・南方仁は、
急患で運ばれてきた男性の脳から奇形腫を摘出するが、
その後は頭痛と空耳に悩まされる。
やがて、集中治療室から脱走した患者を止めようとした仁は、階段から転落してしまう。
意識を取り戻して辺りを見渡すと、
そこは侍たちが斬り合う文久2年(1862年)の幕末だった。
攘夷派浪人達に襲われ前頭部に重傷を負った徳川旗本の剣客 橘 恭太郎を、
タイムスリップしてきた仁が近代医療により命を救ったことから、
恭太郎の妹 橘 咲に気に入られた仁は橘家に居候することになる。
やがて仁は、幕末の人々の運命や歴史を変えていることを自覚しつつも、
現代から持ち込んだ知識と幕末の人々の協力により、彼らを救うため近代医療を実現していく。
引用元:Wikipedia
問答無用で、面白いです。
医療×歴史。それにSF色が合わさってのめり込んで読んでいました。
歴史を変えてしまうことを理解しながら、患者の命と向き合う仁。
なぜ、仁はタイムスリップしてしまったのか、
空耳の原因は何だったのか。
ラストに近づくにつれて、その謎もわかっていきます。
1巻から最終巻までのつながりがすごい!
歴史が好きな人にも、医療漫画が好きな人にも、
ドラマは観たけれど、原作はまだ読んでないよって人にも
とにかくおススメの作品です!
⑧『K2』
『少年マガジン』全盛期を支えた、人気作品『スーパードクターK』の続編です。
この作品は『イブニング』にて連載中です。
前作の主人公ドクターKこと、KAZUYAの死から5年後が舞台。
一族の分家筋にあたる医師・神代一人と、
KAZUYAのクローンである少年・黒須一也を軸に展開する医療漫画です。
医療監修が入ってることもあり、手術シーンなどは本格的。
前作からどれだけ医療が進歩したかを語られることもあり、医療の歴史を学ぶこともできたりします。
医療漫画としても、少年一也の成長ストーリーとしても楽しめる作品です。
⑨『最後の医者は桜を見上げて君を想う』
「感動小説」として話題になった同名小説のコミック化作品です。
治療が不可能な患者を前にする二人の医師。
思い残すことがないように生きることを勧める医師と、
諦めずに治療を進める医師。
決して正解はない問いに対して向き合う患者と医師の物語。
ストーリーは秀逸でとにかく感動します。
一方で、「延命治療」というテーマに対して、
とてもとても深く深く考えさせられる作品です。
小説版もおすすめですし、コミックには原作はない番外編もあります!
泣ける漫画を探している方には間違いなくおすすめ!
医療問題に対して考えるきっかけにもなります。
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まとめ
医療現場=命に対する仕事。ということもあり、
感動する、泣けるストーリーの漫画がやはり多くなりますね。
医療現場のリアルを感じられるものから、
SF的な世界と交わって面白いストーリー展開になってものまで
バラエティに富んでいたと思います。
少しでも参考になれば、嬉しいです。
医療現場のリアルを知る!観点からのおすすめ漫画は
別記事で紹介していますので、是非そちらもご覧ください。
また、働くシリーズということで、
出版業界が舞台の漫画作品紹介も別記事でしておりますので、
もしご興味がおありでしたら、そちらもご覧いただけると嬉しいです。
終わります。